立て替えを書くだけで精算額が出る割り勘アプリ「にまい」を作った話|同棲・シェアハウス・旅行向け・完全無料
概要
今回は立て替えを書いておくだけで、誰が誰にいくら払えばいいかを出してくれる割り勘の帳簿「にまい」を作ったので紹介していきます。
このアプリの一番の特徴は、記録 → 残高 → 精算を、ひとつの流れで迷わずに済ませられることです。
同棲やシェアハウス、友だちとの旅行で、それぞれが買い物や光熱費を払っていると、月末に「結局どっちがいくら多く払ってるんだっけ…」となりますよね(- -;
レシートを集めて電卓で割り勘するのは、めっちゃ面倒かつミスります。
そこで、その計算をまるごと任せられる帳簿を、自分で作ってしまいました。
それが「にまい」です。
公開URLはこちら → https://nimai.shinpinoshi.comnimai.shinpinoshi.com
ブラウザで開くだけで使えて、完全無料です。
この記事では、どんなアプリなのか・どこにこだわったのか・裏側の技術を紹介していきます(^^
それではやっていきましょう!
目次
こんな悩み、ありませんか?
ふたり暮らしや何人かで暮らしていると、お金まわりでこんな場面が出てきます。
- どっちがいくら立て替えたか分からなくなる
- 買い物はその場で払った人が払うので、月末にはもう覚えていない
- 折半じゃない分け方の計算が面倒
- 家賃は6:4、このお酒は自分だけ、みたいに分け方がバラバラ
- 3人以上だと、誰が誰に払うのかややこしい
- 全員がそれぞれに払い合うと、送金の回数がやたら多くなる
- お金の話を切り出すのが気まずい
- 「この前のあれ、払ったっけ?」を口に出したくない
「にまい」は、この「割り勘あるある」を、立て替えを書いておくだけで片付けることを狙って作ったアプリです。
にまいとは
「にまい」は、誰がいま、いくら立て替えているかを数えておく割り勘の帳簿です。
名前は、穴あき銭が「二枚」重なったアイコンから付けました。
重なった部分(分け合う分)だけを朱で塗っていて、ふたりで分け合うことを表しています。
ざっくり3行で言うと、こんなアプリです。
- 立て替えを書けば、残高は自動で出る
- 誰が払って、誰がいくら負担したかを書くだけ
- 精算は「誰が誰へいくら」を一行で
- 送金の回数がなるべく少なくなる組み合わせを出す
- 完全無料・インストール不要・メールアドレスも預からない
- ログインはGoogleだけで、預かるのはアカウントIDと表示名と記録だけ
見た目は「帳簿」がモチーフで、紙・墨・朱の3色と明朝体の見出しで組んでいます。
黒字は受け取る分、朱は払う分です。
主な機能
割合でも金額でも分けられる記録
記録の画面を開くと、最初から人数で割った割合が入っています。
折半ならそのまま記録するだけで、60:40にも、ひとりずつの金額指定にもできます。
使わない人は0%にすれば外せます。
細かいところでこだわったのが端数で、割り切れない1円は、いつも払った人の負担に足すと決めています。
たとえば4,280円を3人で分けると、払った人が1,456円、ほかのふたりが1,412円ずつです。
受け取る側が1円多く取ることがないので、細かいところで揉めません(^^
精算は、送金の回数をなるべく少なく
精算タブを開くと、誰が誰へいくら払えば全員の貸し借りが0円になるかが出ます。
ふたりなら差額を1回払うだけです。
人数が多いときは、受け取る人と払う人をそれぞれ金額の大きい順に並べて、大きい同士から組み合わせています。
1回払うたびにどちらかの残高がぴったり0円になるので、4人いても送金は多くて3回で済みます。
お金を動かすのはアプリの外(現金や送金アプリ)で、にまいには「払った」という記録だけを付けます。
家賃やサブスクは固定費で自動に
家賃のように毎月同じ支出は、固定費に一度入れておけば毎月1日に自動で記録されます。
金額を変えたら来月から反映されて、すでに記録した月は変わりません。
家計簿をいくつでも持てる
同棲の家計、シェアハウス、旅行と、家計簿を分けて持てて、押すだけで持ち替えられます。
アプリを使わない人も、名前だけでメンバーに加えられます。
集計タブでは、月の合計とカテゴリ別の合計、先月との差、メンバーごとの負担と払った額が見られます。
使い方は3ステップ
使い方はシンプルで、基本はこの3ステップです。
- ① 家計簿をつくって、相手を招待する
- Googleでログインして家計簿をつくり、招待リンクをLINEなどで送る
- ② 立て替えたら、記録する
- 払った人と分け方を入れるだけ。残高は自動で変わる
- ③ 月末に精算する
- 精算タブに出た金額を払って、「精算を記録する」を押す
招待リンクから申し込んだ人は、管理者が許可してはじめてメンバーになるので、リンクがうっかり外に出ても知らない人は入れません。
はじめて家計簿を開いたときには、実際の画面を移りながら、残高・記録ボタン・精算・固定費・招待の場所を順に指して案内します。
くわしい使い方は、アプリのサイトに使い方ガイドnimai.shinpinoshi.comとしてまとめています。
- にまいのはじめ方
- 家計簿をつくって、相手が参加するまで
- 支出の記録と分け方
- 割合(%)と金額指定、端数の扱い
- 同棲カップルの生活費の分け方
- ふたり暮らしでの使い方
こだわったところ
機能を削って、迷わない流れに
実はにまいは一度作り直しています。
最初の版はいろいろ足しすぎて22画面あったんですが、「記録 → 残高 → 精算」の流れに要らない機能を削って、10画面まで減らしました。
締め日や予算のグラフ、検索や絞り込みなども思い切って外しています。
家計簿アプリは、機能が多いほど「どこに何があるか分からない」になりがちなので、割り勘に必要なことだけに絞りました。
預かる情報をできるだけ少なく
お金のアプリなので、持たない情報は漏れようがないという考え方で作っています。
- ログインはGoogleだけ
- パスワードを預からない。Googleから受け取るのもアカウントIDだけで、メールアドレスや名前は読まない
- 名前や内容は暗号化して保存
- 表示名・家計簿の名前・支出の内容などは、AES-256-GCMで暗号化してからデータベースに入れる
- 消したら行ごと消える
- 削除フラグで隠すのではなく、データベースから行ごと消す
完全無料の理由
無料の理由を隠さずに書いておくと、収入はアフィリエイト広告だけだからです。
載せるのは自分が実際に使っているサービスや商品だけにしていて、閲覧の情報を集めるタイプの広告は入れていません。
技術的なこと(興味がある方向けに少しだけ)
使う分には関係ないので、技術好きの方向けに軽くだけ書いておきます(^^
- フロントエンド: React + TypeScript + Vite + Tailwind CSS
- API: Cloudflare Workers + Hono
- データベース: Cloudflare D1(SQLite)+ Drizzle ORM。残高はトリガーで足し引きして、全件を読まずに済むようにしている
- PWA: ホーム画面に追加すればアプリのように開ける
- テスト: vitest(割り勘・残高・精算のロジック)+ Playwright(画面の操作を通しで確かめるE2E)
ふたりが同じ記録を同時に直したときに、相手の変更を黙って上書きしないよう、版の番号で確かめる仕組みも入れています。
このあたりの実装の細かい話は、別記事で深掘りしたいと思っています。
まとめ
「にまい」は、立て替えを書いておくだけで、誰が誰にいくら払えばいいかを出してくれる、完全無料の割り勘の帳簿です。
こんな人に向いています。
- 同棲・夫婦で、生活費を分けている方
- シェアハウスやルームシェアで、日用品や光熱費を立て替え合っている方
- 友だちとの旅行で、精算を帰ってからまとめてやりたい方
- 家計簿アプリに、メールアドレスなどを預けたくない方
公開URLはこちら
https://nimai.shinpinoshi.comnimai.shinpinoshi.com
以上となります!
お金は人間関係を普通に壊すので、こういったツールで正しく感情をして、もやもやが出ないようにしましょう!
それでは、お疲れさまでした!!
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