名古屋「ドニチエコきっぷ」完全ガイド|620円で地下鉄・市バス乗り放題、使える路線と買い方

概要

今回は名古屋市交通局の一日乗車券「ドニチエコきっぷ」について紹介していきます。

名古屋観光で地下鉄や市バスをお得に乗り倒せるきっぷなのですが、名前は聞いたことがあっても「結局どのバスまで使えるの?」「どこで買うの?」と意外と知られていないことが多いきっぷです。

自分も全く知らなくて、名古屋旅行のときに実際に使ってみたので、基本情報に加えて、調べてみて分かった細かい疑問点までまとめました。
名古屋旅行に電車バス移動を使う方はぜひ見ていってください!

それではやっていきましょう!

目次

ドニチエコきっぷとは

ドニチエコきっぷは、名古屋市交通局が発行している市バス・地下鉄全線が一日乗り放題になる乗車券です。
名前の通り「土日(ドニチ)」向けのきっぷで、使える日が決まっています。

実際に使ったドニチエコきっぷ(バス・地下鉄全線一日乗車券 大人620円)
名古屋市交通局のドニチエコきっぷ 大人620円 バス・地下鉄全線一日乗車券
項目 内容
料金 大人620円、小児310円
利用可能日 土曜・日曜・休日、毎月8日(環境保全の日)
適用区間 市バス・地下鉄全線
有効期間 利用日1日限り(券売機・市バス車内で買ったものは発売当日のみ有効)

ネット上には「大人600円・子ども300円」という情報もまだ残っていますが、現在の公式料金は大人620円・小児310円です。
自分が実際に買ったきっぷの券面も「大人620円」でした。

ちなみに利用可能日には「土曜・日曜・休日ダイヤ特別運行日」も含まれます。
平日でも毎月8日なら使えるので、8日に名古屋にいる予定がある方は覚えておくとお得です(^^

平日用の一日乗車券との違い

平日にも使える「バス・地下鉄全線一日乗車券」は大人870円なので、ドニチエコきっぷは同じ乗り放題範囲で250円安い計算になります。
交通局の一日乗車券系を並べるとこんな感じです。

きっぷ 大人 小児 使える範囲
ドニチエコきっぷ 620円 310円 市バス・地下鉄全線(土日休日・毎月8日のみ)
バス・地下鉄全線一日乗車券 870円 430円 市バス・地下鉄全線(毎日)
バス全線一日乗車券 620円 310円 市バス全線(毎日)
地下鉄全線24時間券 760円 380円 地下鉄全線(使用開始から24時間)

土日に行くならドニチエコきっぷ一択で、平日に行くなら乗る路線によって上の3つから選ぶ形になります。
平日の場合、市バスだけならバス全線一日乗車券、地下鉄だけなら地下鉄全線24時間券、両方乗るならバス・地下鉄全線一日乗車券、と考えると選びやすいです。

何回乗れば元が取れる?

ドニチエコきっぷの620円に対して、公式の普通料金(大人)は次の通りです。

乗り物 大人の普通料金
市バス 210円(距離に関係なく均一)
地下鉄1区(3キロまで) 210円
地下鉄2区(7キロまで) 240円
地下鉄3区(11キロまで) 270円
地下鉄4区(15キロまで) 310円
地下鉄5区(15キロをこえるもの) 340円

一番安い210円の区間でも、3回乗れば210円×3=630円で620円を超えます。
つまりどんな組み合わせでも3回乗れば元が取れるということです。

さらに地下鉄の4区・5区のような長めの区間なら、310円×2=620円、340円×2=680円なので2回(往復)だけでほぼ元が取れます。
名古屋駅に着いてから観光地をいくつか回るなら、3回以上乗ることはほぼ確実なので、迷ったら買っておいて損はしにくいきっぷです。

なお、ここではマナカ(交通系ICカード)の乗継割引などは考慮せず、普通料金だけで計算しています。

使える路線

地下鉄

名古屋市営地下鉄は全線が対象です。

  • 東山線
  • 名城線
  • 名港線
  • 鶴舞線
  • 桜通線
  • 上飯田線

市バス・なごや観光ルートバス「メーグル」

市バスは基幹バスを含めて全線が対象です。
公式の注意事項には「利用できるバスは、市バスおよびなごや観光ルートバスに限ります」と書かれていて、名古屋城や徳川園などを回る観光ルートバス「メーグル」にも乗れます。

「名駅◯◯」「栄◯◯」のように系統名に地名が入っているバスも、市バスであれば普通に使えます。
系統名で判断するより、「そのバスが名古屋市交通局の市バスかどうか」で判断するのが分かりやすいです。

ゆとりーとライン(ガイドウェイバス)

ゆとりーとラインは少し特殊で、平面区間は使えますが、高架区間(大曽根駅〜小幡緑地駅)は原則使えません。
高架区間を乗る場合は、その区間の運賃を別途支払います。

ただし、現在は「こども応援企画」の社会実験として、18歳以下の方に限り、ドニチエコきっぷで高架区間も利用できるようになっています(実験期間は2026年4月1日〜2027年3月31日、2023年10月から継続実施中)。
年齢確認をされる場合があるので、年齢が分かるものを持っておくと安心です。
なお、この社会実験の対象はドニチエコきっぷだけで、他の一日乗車券では高架区間は使えません。

使えない路線

ドニチエコきっぷはあくまで名古屋市交通局(市バス・地下鉄)専用の乗車券なので、他の事業者の路線では使えません。

  • 名鉄バス
    • 公式に「名鉄バスでは利用できません」と明記されている
  • 名鉄線(名鉄電車)・あおなみ線などの他社線
    • 地下鉄と相互直通運転している名鉄線も対象外
  • JR線・リニモなど
    • 交通局以外の路線なので当然対象外

地下鉄の鶴舞線・上飯田線は名鉄線と直通運転しているので、うっかりそのまま名鉄区間まで乗ってしまうことがあります。
その場合は、降りる駅の改札窓口でドニチエコきっぷを見せたうえで、名鉄区間の運賃を別途支払えば大丈夫です。

観光地・施設での割引特典「なごや得ナビ」

ドニチエコきっぷの一番の魅力が、利用開始後の有効期限内のきっぷを見せるだけで、市内の観光施設や飲食店で割引などの特典が受けられることです。

対象施設・特典の一覧は、地下鉄各駅で配布している特典ガイドブック「なごや得ナビ」か、交通局サイトのweb版なごや得ナビで確認できます。

代表的な観光施設の特典はこんな感じです。

施設 特典
名古屋城(観覧料・大人) 1,000円 → 800円
東山動植物園(大人) 800円 → 640円
FUJIなごや科学館(展示室とプラネタリウム・一般) 1,000円 → 900円
名古屋港水族館(大人) 2,030円 → 1,830円
熱田神宮 宝物館(大人) 500円 → 400円
熱田神宮 宝物館・草薙館 共通券(大人) 800円 → 700円

割引額は、東山動植物園なら160円引き、名古屋城なら200円引きです。
名古屋城と東山動植物園を1日で回るだけで360円分の割引になるので、620円のきっぷ代の半分以上が特典だけで戻ってくる計算になります。

ちなみに熱田神宮は、本宮への参拝自体は無料です。
得ナビの特典でお得になるのは、有料の展示施設である宝物館・剣の宝庫 草薙館の部分になります。

ドニチエコきっぷ以外でも特典は受けられる

なごや得ナビの特典は、ドニチエコきっぷ専用ではありません。
公式ではドニチエコきっぷ・一日乗車券・24時間券のどれを見せても対象で、店舗ごとに対象乗車券が異なることはないと案内されています。
平日に名古屋へ行く場合でも、バス・地下鉄全線一日乗車券や地下鉄全線24時間券を持っていれば同じ特典が使えます。

ただし「メーグル1DAYチケット」は得ナビの対象外なので、メーグルに乗るならドニチエコきっぷで乗ったほうがお得です。
特典内容は時期によって変わるので、行く施設が決まっている場合は、事前にweb版なごや得ナビで最新の内容を確認しておくと当日スムーズです。

どこで買える?

公式の「乗車券の発売場所」では、ドニチエコきっぷは次の場所で買えるとされています。

  • 地下鉄駅のマナカ対応券売機
    • 一番手軽で、マナカのSF(チャージ残高)でも購入できる
  • 地下鉄駅の改札窓口・駅長室
    • 購入当日以外の日に使うきっぷを先に買っておきたい場合はこちら
  • 市バス車内
    • 発売枚数が限られていて、売り切れの場合もある
  • 市バス営業所・交通局サービスセンター
    • 交通局サービスセンターではクレジットカード・電子マネー・コード決済も使える
  • 乗車券販売店
    • 市バス停留所付近の一部のコンビニ・たばこ店・酒店など(店頭にステッカーあり)

支払いは原則現金ですが、マナカ対応券売機ならマナカの残高で、交通局サービスセンターならキャッシュレス決済で買えます。
この他、一部のホテル・旅行会社・高速バス会社・観光案内所(オアシス21iセンター、金山観光案内所)でも取り扱いがあります。

券売機や市バス車内で買ったドニチエコきっぷは発売当日のみ有効です。
払い戻しも購入当日の未使用のものに限られるので、前日に券売機でまとめ買いしておく、という使い方はできません。
また、券売機で買った紙のきっぷで市バスに乗るときは、運賃箱のカード挿入口には入れずに乗務員に見せる形になります。

自分は地下鉄の券売機で購入しました。
お得切符みたいな欄があって簡単に購入できます!

締め

いかがでしたか?
最後にポイントをまとめておきます。

  • 料金は大人620円・小児310円
    • 土日休日と毎月8日限定で、平日用の一日乗車券より250円安い
  • 3回乗れば元が取れる
    • 一番安い210円区間でも3回で630円、長距離なら2回でほぼ元が取れる
  • 市バス・地下鉄・メーグルはOK、名鉄バス・名鉄線・あおなみ線はNG
    • ゆとりーとラインの高架区間は、18歳以下のみ社会実験で利用可
  • なごや得ナビの特典で観光施設が割引
    • 名古屋城は200円引き、東山動植物園は160円引き
  • 当日使う分は地下鉄駅のマナカ対応券売機で買うのが手軽
    • 券売機・市バス車内で買ったものは発売当日のみ有効。別の日の分を先に買うなら改札窓口・駅長室へ

東京から名古屋へ行く場合の新幹線のお得な乗り方は、新幹線で東京から名古屋へお得に行く方法🔗 shinpinoshi.comでまとめているので、あわせてどうぞ。

土日祝に名古屋市内を回るなら、まず候補に入れておきたい一日乗車券です。
料金や特典内容は変わることがあるので、使う前に名古屋市交通局の公式ページで最新情報を確認しておくのがお勧めです。

名古屋の有名な観光地はほとんど地下鉄とバスで回れるので、がっつり回る方は利用した方が良いです!

得ナビの割引もあるので、各観光地でちょっと得した気分になります!
週末に名古屋観光を予定している方は、ぜひドニチエコきっぷを使ってみてください(^^

以上となります。
名鉄〜バスは名鉄バス?市営バス?どっちか分かりずらいですよね…
それではお疲れさまでした。

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