国債はどうやって買う?個人向け国債・新窓販国債の違いと残存年数のしくみ

概要

今回は国債の買い方について解説していきたいと思います。

株式投資はやってるけど、国債は何となく難しそうで手を出せていない、という人も多いと思います。

自分も「新発10年物国債利回り」みたいなニュース用語は聞いたことがあっても、実際に個人が国債をどこでどう買うのかまではきちんと整理できていませんでした。

株式のように板で売買するのか、残存年数はどう決まるのか。

そこで今回は、個人向け国債・新窓販国債・既発の国債(流通市場)という3つの購入ルートの違いと、残存年数のしくみを財務省の一次情報を確認しながら整理していきます。

それではやっていきましょう!

目次

本記事は情報提供を目的としたものであり、投資助言ではありません。 国債は種類ごとに購入単位や金利保証の条件が異なるため、購入前に必ず財務省や取扱金融機関の公式情報をご確認ください。

そもそも「既存の国債」とは何か

すでに発行されていて、市場で流通している国債のことを指します。

国が新規に発行する「新発債」に対して、過去に発行されて償還(満期)を迎えていない国債を「既発債」と呼びます。

既発債は証券会社を通じて、投資家同士で売買され続けています。

長期金利のニュースでよく見る「新発10年物国債利回り」というのは、直近に発行された10年債が市場でどんな利回りで取引されているかを指標にしたものです。

普段ニュースで聞き流してた言葉ですが、こうやって分解すると意味がわかりやすくなりますよね。

個人でも国債は買える?主な購入ルートは3つ

個人でも国債は購入可能で、主に次の3つのルートがあります。

個人向け国債(変動10年・固定5年・固定3年)

  • 購入単位:1万円から1万円単位、購入金額に上限なし
    • 財務省の公式Q&Aでも1万円単位・上限なしと明記されている
  • 商品タイプ:変動10年(半年ごとに適用利率が変わる変動金利型)、固定5年・固定3年(発行時の利率が満期まで変わらない固定金利型)
  • 最低金利保証:3タイプとも年率0.05%の最低金利を保証
  • 中途換金:発行後1年経過すれば、額面1万円単位で国に額面で買い取ってもらえる

証券会社・銀行・ゆうちょ銀行などの窓口やネット証券で購入でき、価格変動がなく元本割れしにくいのが特徴です。

初心者であれば、まずこの個人向け国債から始めるのが一般的だと思います。

個人向け国債トップページ(財務省)
https://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/mof.go.jp

新窓販国債

個人向け国債とは別枠で、証券会社や銀行の窓口で購入できる通常の国債です。

  • 購入単位:5万円単位(個人向け国債より単位が大きい)
  • 商品タイプ:満期10年・5年・2年の固定金利型、発行は毎月
  • 最低金利保証:なし(個人向け国債と違い、実勢金利がそのまま反映される)

個人向け国債より短期で運用したい人や、最低金利保証がなくても実勢金利で運用したい人向けの選択肢ですね。

新窓販国債トップページ
https://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/shinmadohan/mof.go.jp

既発の国債(流通市場)

すでに発行済みの国債を、証券会社を通じて市場価格で売買するルートです。

  • 価格:市場の金利動向によって変動する
    • 個人向け国債のような元本保証的な安心感はない
  • 残存年数:発行からの経過年数の分だけ短くなった残存年数を、自分で選んで買える
    • くわしくは次のセクションで説明します

国債の購入って株式と同じように板で売買するの?

基本的に株式のような「板」でのオークション取引ではなく、証券会社との相対取引(店頭取引)が中心になります。

  • 気配値方式
    • 証券会社が銘柄ごとに「この価格・この利回りで買えます」という気配値を提示し、投資家はそれを見て売買する
  • ネット証券の債券画面
    • SBI証券・楽天証券などの「債券」画面には、銘柄ごとに参考単価・利回りが並んでいて、そこから選んで注文する
  • 新発の個人向け国債
    • 変動10年などは毎月募集があり、証券会社・銀行の窓口やアプリで申し込む、いわばIPOの申込みに近いイメージ

自分もそうでしたが、株式の板取引に慣れてると、最初は「え、指値で並べられないの?」と戸惑うかもしれません(- -;

でも仕組みがわかれば、証券会社の債券画面から選ぶだけなので、そこまで難しくはないです。

残存年数は買うタイミングで変わる

残存年数とは、償還(満期)までの残り期間のことです。

買うタイミングによって、この残存年数が変わってきます。

  • 新発債を買う場合
    • 発行されたばかりなので、満期までフル期間スタートする(10年債なら10年)
  • 既発債(流通市場)を買う場合
    • 発行日からすでに時間が経っている分、残存年数は短くなっている
    • 例:3年前に発行された10年債を買うと、残り7年で購入することになる
  • 個人向け国債
    • 流通市場での売買がほとんどなく、基本的に新発時にしか買えない
    • その代わり、発行から1年経てば中途換金で国に額面で買い取ってもらえる

証券会社の既発債一覧には「銘柄名(発行回号)」「残存年数」「利率」「参考単価」「利回り」が並んでいて、欲しい残存年数のものを選んで買う形になります。

中古車を選ぶときの感覚に近いなと感じました。

年式(発行日)が違えば、同じ車種(銘柄)でも残りの使用期間(残存年数)が変わってくる、というイメージですね。

まとめ

いかがでしたか?

国債は難しそうというイメージだけで敬遠してましたが、個人向け国債・新窓販国債・既発債で単位も金利保証もこれだけ違うのは、調べてみるまで知りませんでした。

色々種類があるので、自分に適した方法で買うのが良いのではないかなと思います。

以上になります。
金利が上がると国債も投資対象として悪くないので検討を加速させます(^^
それではお疲れ様でした!

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