麻雀の役の覚え方|初心者がまず覚える主要役をグループ分けで攻略

概要

今回は、麻雀の役の覚え方について紹介していきます!

麻雀を始めて最初にぶつかる壁が、役の多さですよね。
自分も入門書を開いて「役満まで全部覚えなきゃ」と気合いを入れた結果、数の多さに圧倒されて何度も心が折れました(- -;

でも実際にやってみると、最初から全部覚える必要はまったくないです。
よく出る役は決まっていて、覚え方にもコツがあります。

そこでこの記事では、役を丸暗記するのではなく、

「門前のみ・鳴いてOK・食い下がり」という軸でグループ分け
「まず実戦で使う主要役から優先して覚える」

という方針で、初心者がつまずかない覚え方をまとめました。

それではやっていきましょう!

この記事の飜数(点数の単位)は、一般的なネット麻雀でも採用されている喰い断あり(アリアリ)ルールを前提にしています。 ルールによってタンヤオの鳴き可否などが変わるので、その点だけ頭の片隅に置いておいてください。

目次

まず知っておきたい基礎用語

役の説明に入る前に、このあと何度も出てくる言葉を先にまとめておきます。
ここがフワッとしていると役の説明でつまずくので、ざっと目を通しておいてください(^^

牌(パイ)の種類

麻雀牌は大きく「数牌」「字牌」に分かれます。

  • 数牌(シューパイ)
    • 1〜9の数字がある牌。萬子(マンズ)・筒子(ピンズ)・索子(ソーズ)の3種類がある
  • 字牌(ジハイ)
    • 数字のない牌。東・南・西・北の風牌と、白・發・中の三元牌のこと
  • 三元牌(さんげんぱい)
    • 字牌のうち白・發・中の3種。そろえると役になりやすい特別な牌

タンヤオの「2〜8の数牌だけ」というのは、数牌の両端(1・9)と字牌をすべて使わないという意味です。

手の形(面子と雀頭)

アガリの手は、「面子(3枚1組)を4つ+雀頭(あたま)を1つ」そろえた合計14枚が基本形です。
その面子には、次の3つの形があります。

  • 順子(シュンツ)
    • 同じ種類で連番の3枚。例「2・3・4」。面子の一種
  • 刻子(コーツ)
    • 同じ牌3枚。例「中・中・中」。鳴かずに自力で作ると暗刻(アンコウ)と呼ぶ
  • 対子(トイツ)
    • 同じ牌2枚のペア。アガリの「アタマ(雀頭)」に使う

飜(ハン)とは

役の説明で出てくる飜(ハン)は、アガった手の価値(高さ)を表す単位です。

  • 飜が多いほど高得点
    • 役にはそれぞれ「○飜」が決まっていて、役が重なれば飜は足し算されていく(最高位の役満だけは飜で数えない例外)
  • 初心者の覚え方
    • 細かい点数計算は後回しでOK。まずは「飜が多い=点数が高い」とだけ押さえれば十分

ここまでの言葉が頭に入っていれば、このあとの役の説明はスッと読めるはずです。
それでは本題の役に入っていきましょう。

役は「鳴いていいか」で3タイプに分かれる

麻雀でアガリの速さも点数も左右するのが、鳴く(ポン・チー)か、鳴かないかの判断です。
そもそも「鳴く」とは、ほかの人が捨てた牌をもらって面子を作ること(ポン・チー)。
一度も鳴かずに、配牌と自分のツモだけで手を進めている状態を「門前(メンゼン)」と呼びます。
リーチが「門前のみ」なのは、鳴くとこの門前が崩れてリーチをかけられなくなるからです。
そして役には「鳴いていいか」のルールがそれぞれ決まっていて、大きく次の3タイプに分かれます。
ここだけ先に頭へ入れておくと、このあと出てくる役が一気に整理しやすくなります。

  • 門前のみ(メンゼン限定)
    • 鳴くと消えてしまう役。鳴かずに自力で揃えたときだけ成立する。リーチやピンフが代表
  • 鳴いてもOK
    • 鳴いても飜が変わらない役。ポンやチーで手早く作れる。役牌やタンヤオがこれ
  • 食い下がり(くいさがり)
    • 鳴いてもいいが、鳴くと飜が1つ下がる役。三色や一気通貫など、手を広げる役に多い

つまり手牌を見たとき、まず「この役は鳴いていいのか」をこの3タイプで判断するのが第一歩。
細かい役名は後から実戦で覚えればよくて、先にこのタイプ分けだけ押さえておくとグッと楽になりますよ(^^

飜数別 主要役マップ

まずは全体像から。
これから紹介する主要役を、飜数(手の高さ)ごとに色分けした地図がこちらです。

麻雀の主要役を飜数別に色分けした一覧マップ。1飜のよく出る役から、染め手・形役、そして役満までを段階的に整理している。
麻雀の主要役を飜数別に色分けした覚え方マップ 1飜のリーチタンヤオ役牌から清一色 役満まで

左から右へ、手が高くなっていくイメージです。
まずは左側の1飜の役だけしっかり押さえれば、それで十分に麻雀は打てます。

なおいちばん右の役満だけは飜では数えない固定点の特別枠ですが、めったに出ないので今は気にしなくて大丈夫です。

まず覚える最強の3役

役を1つも知らない状態なら、まずこの3つだけ覚えてください
これだけで、アガリの大半はカバーできます

  • リーチ(1飜・門前のみ)
    • 鳴かずにテンパイしたら「リーチ」と宣言するだけ。役がなくてもこれ1つでアガれる、迷ったらまず狙う役
  • タンヤオ(1飜・鳴いてOK)
    • 2〜8の数牌だけで手を作る役。1・9・字牌を使わないだけなので作りやすさは随一
  • 役牌=ヤクハイ(1飜・鳴いてOK)
    • 三元牌(白・發・中)や自分の風・場の風の牌を3枚そろえる。ポンするだけで即1飜つく

特にリーチとタンヤオは出現頻度が高く、初心者が最初に身につけるべき2大役です。
役牌はポンで手軽に作れるので、鳴いて早アガリしたいときの主力になります。

文字だけだとイメージしづらいので、タンヤオと役牌が実際にどんなアガリ手になるのか、牌姿(はいすがた)で見てみましょう。

タンヤオと役牌のアガリ手の例。タンヤオは2〜8の数牌だけ、役牌は中の刻子(同じ字牌3枚)で1飜つく。
麻雀のタンヤオと役牌の牌姿の例 タンヤオは2から8の数牌のみ 役牌は中の刻子で1飜

こうして並べてみると、タンヤオは「端っこ(1・9)と字牌を避けるだけ」というシンプルさがよく分かりますよね(^^

門前で自然についてくる役

次に、鳴かずに手を進めていると勝手についてくる役です。
狙うというより「気づいたら付いていた」というイメージで、リーチと相性が抜群です。

  • メンゼンツモ(1飜・門前のみ)
    • 鳴かずに自分でツモってアガると自動でつく。リーチ+ツモで2飜はよくある形
  • ピンフ(1飜・門前のみ)
    • すべて順子で作り、アタマが役牌でない・両面待ちでアガる、などの条件でつく。リーチと一緒に乗りやすい
  • 一盃口=イーペーコー(1飜・門前のみ)
    • 同じ並びの順子が2組ある形。これも狙わず偶然つくことが多い
  • 一発(1飜・門前のみ)
    • リーチ後、1巡以内に鳴きが入らずアガると成立するボーナス役

このうち形で見分けやすいピンフと一盃口を、牌姿で見てみましょう。
(メンゼンツモと一発は「形」ではなく、ツモでアガる・リーチ直後にアガるという取り方やタイミングの役なので、牌姿では区別がつきません)

ピンフと一盃口のアガリ手の例。ピンフは順子だけ+役牌以外のアタマ+両面待ち、一盃口は同じ並びの順子が2組そろう。
麻雀のピンフと一盃口の牌姿の例 ピンフは順子のみ 一盃口は同じ234索の順子が2組
よく勘違いされますが、ドラは「役」ではありません。 ドラだけ持っていてもアガれず、別途いずれかの役が必要です。 リーチなどの役を確保したうえで、ドラは打点の上乗せとして考えましょう。

鳴いて手を広げる役(食い下がり)

ここからは少しレベルアップして、狙って作りにいく役です。
門前なら2飜、鳴くと1飜に下がる「食い下がり」が共通の特徴です。

  • 三色同順=サンショク(門前2飜/喰い1飜)
    • 萬子・筒子・索子で同じ並びの順子を作る。例えば「2・3・4」を3種類そろえる形
  • 一気通貫=イッツー(門前2飜/喰い1飜)
    • 同じ種類の数牌で「1〜9」を1・2・3/4・5・6/7・8・9とそろえる
  • チャンタ=混全帯幺九(門前2飜/喰い1飜)
    • すべての面子と雀頭(アタマ)に1・9・字牌のいずれかを含める。端っこを意識する役

この3つは見た目が華やかで、覚えると麻雀の手作りが一気に楽しくなる役です。
特に三色は狙えると気持ちいいので、最初に覚える「攻めの役」としておすすめです。

言葉だけだとピンと来づらいので、この3つとも牌姿で見てみましょう。

三色同順・一気通貫・チャンタのアガリ手の例。三色は萬筒索で同じ並び、一気通貫は1〜9の通し、チャンタは全ての面子に1・9・字牌を含めるのが成立条件。
麻雀の食い下がり役の牌姿の例 三色同順 一気通貫 チャンタの3つのアガリ手

色違いで同じ並びがそろうので、配牌で同じ数字が散らばっていたら三色のチャンスと覚えておくと狙いやすいですよ。

一点突破の染め手

1種類の牌に絞って高得点を狙う、いわゆる染め手です。
パッと見で分かりやすく、打点も大きいので人気があります。

  • 混一色=ホンイツ(門前3飜/喰い2飜)
    • 1種類の数牌+字牌だけで手を作る。鳴いても2飜あり、初心者でも狙いやすい高打点役
  • 清一色=チンイツ(門前6飜/喰い5飜)
    • 字牌も使わず1種類の数牌だけで完成させる。決まれば一発逆転の大物手

配牌で同じ種類の牌が多いときは、染め手に向かえないかをまず疑うのがコツです。
ホンイツは鳴いて作れるので、実戦投入のハードルも低めですよ(^^b

ホンイツとチンイツの違いも、牌姿で見ると一目瞭然です。

混一色(ホンイツ)と清一色(チンイツ)のアガリ手の例。ホンイツは1種類の数牌+字牌(順子でも刻子でもOK)、チンイツは字牌も使わず1種類の数牌だけで完成する。
麻雀の染め手の牌姿の例 ホンイツは索子と字牌 チンイツは索子だけで完成

形で狙う変化球の役

最後に、これまでとは少し毛色の違う「形」で決める役です。
覚えておくと手の選択肢が広がります。

  • 対々和=トイトイ(2飜・鳴いてOK)
    • 順子を使わず、刻子(同じ牌3枚)だけで手を作る。ポンを多用する役
  • 七対子=チートイツ(2飜・門前のみ)
    • 対子(同じ牌2枚)を7組そろえる特殊形。面子を作らない例外的な役
  • 三暗刻=サンアンコウ(2飜)
    • 鳴かずに作った刻子(暗刻)が3組ある形。対々和と一緒につくことも多い

このあたりは出現頻度こそ高くないものの、刻子が多いときの逃げ道として知っておくと便利です。

3つとも形に特徴があるので、牌姿で見比べてみましょう。

対々和・七対子・三暗刻のアガリ手の例。対々和は刻子だけ、七対子は対子を7組、三暗刻は鳴かずに作った刻子が3組そろう。
麻雀の変化球の役の牌姿の例 対々和は刻子だけ 七対子は対子7組 三暗刻は暗刻3組

役満はチラ見せでOK

最高位の役満は、はっきり言って最初は覚えなくて大丈夫です。
名前だけ「こういうのがあるんだ」と眺めておけば十分です。

なお役満だけは飜では数えず、それ1つで最高点が確定する特別枠です。
点数は固定で、子なら32000点・親なら48000点になります。
そのため他の役と違って、下の各役には「○飜」を付けていません。

  • 国士無双(こくしむそう)
    • 1・9・字牌を13種ばらばらに集める、唯一無二のロマン役
  • 大三元(だいさんげん)
    • 白・發・中をすべて刻子でそろえる豪華な役
  • 四暗刻=スーアンコウ
    • 鳴かずに暗刻を4組そろえる。対々和の最終進化形
  • 字一色=ツーイーソー
    • 字牌だけで手を完成させる極端な染め手

役満は滅多に出ないので、まずは1飜・2飜の役を固めることが最優先です。
ロマンは後回しで問題ありません(^^

どんな手になるのか、雰囲気だけ牌姿で眺めておきましょう(今は覚えなくてOKです)。

代表的な役満のアガリ手の例。国士無双・大三元・四暗刻・字一色。いずれも滅多に出ない最高位の手。
麻雀の役満の牌姿の例 国士無双 大三元 四暗刻 字一色のアガリ手

まとめ|覚える順番が大事

今回は、麻雀の役を覚えやすいようにグループ分けして紹介しました。
最後に、初心者が覚えるべき順番をまとめておきます。

  • STEP1:最強の3役
    • リーチ・タンヤオ・役牌。まずはこれだけで打ち始めてOK
  • STEP2:門前でつく役
    • ツモ・ピンフ・一盃口・一発。リーチと一緒に勝手に乗る
  • STEP3:手を広げる役
    • 三色・一気通貫・チャンタ・ホンイツ。狙って作れると一気に楽しくなる
  • STEP4:その他
    • 対々和・七対子や染め手の清一色、役満は余裕が出てから

役は一度に全部覚えようとせず、よく使う順に1つずつ実戦で確認していくのが結局いちばんの近道です。
打ちながら「あ、これがリーチか」と体で覚えていくと、自然と定着していきますよ(^^

まずは最強の3役を握って、一局打ちにいきましょう。
それではお疲れさまでした!