systemwalkerのコマンド一覧と使用例(jobschprint,jobschcontrol など)
概要
今回はsystemwalker(システムウォーカー)で使用するコマンドを一覧形式で使用例を交えて紹介していこうと思います。
バッチの順番を視覚的に確認出来て、いつでも簡単に構成を変更できるシステムウォーカーですが、意外とCUIのコマンドラインでも色々できます。
コマンドを使う機会も多く、ここで紹介しているコマンドは4年以上実務をしており、実際に使用しているコマンドです。
初心者の人はもちろん、玄人も幅広く使用可能です。
結構マイナーなコマンドも扱っていたりするので少しでも皆さんの助けになったらうれしいです!
それではやっていきましょう。
目次
コマンド一覧(情報取得系)
ジョブネットとジョブの一覧取得(jobschprint -j)
“jobschprint -j“はシステムウォーカーに登録されているすべてのジョブネットとジョブの一覧を取得します。
ジョブネットの一覧とその詳細情報を知りたい場合はこのコマンドを使用します。
コマンド
1 | jobschprint -j > [出力ファイル].txt |
例
1 | jobschprint -j > systemwalker_list.txt |
ジョブの状態を取得(jobschprint -p)
“jobschprint -p“はジョブの実行状態を取得します。
正常終了や異常終了だけでなく幅広いエラーが出力されます。
ジョブの正常終了や異常終了を検知したい場合に使用します。
コマンド
1 | jobschprint -p -long > [ファイル名].txt |
例
1 | jobschprint -p -long > systemwalker_list.txt |
出力されるジョブの状態は下記の通りです。
- Normal
- 正常終了
- Pseudo
- 疑似正常
- Abend
- 異常終了
- Forced
- 強制終了
- Execute
- 実行中
- Delay
- 実行遅延
- Warning
- 警告
- Wait
- 実行待ち
- Pause
- 停止中
- Disable
- 無効状態
- Pass & W
- 実行待ちのジョブがパスされた状態
- Pass & P
- 停止中のジョブがパスされた状態
- Pass & D
- 無効状態のジョブがパスされた状態
ジョブネットの状態を取得(jobschprint -n)
“jobschprint -n“はジョブネットの状態を取得します。
こちらも正常終了や異常終了だけでなく幅広いエラーが出力されます。
プログラムの処理で「~ジョブネットの終了状態によって処理を分岐したい場合」などに使用できます。
コマンド
1 | jobschprint -n > [出力ファイル名].txt |
例
1 | jobschprint -n > jobnet_status.txt |
出力されるジョブネットの状態は下記のとおりです。
- Normal
- 正常終了
- Pseudo
- 疑似正常
- Abend
- 異常終了
- Forced
- 強制終了
- Warning
- 警告
- Execute
- 実行中
- Wait
- 実行待ち
- Pause
- 停止中
- Disable
- 無効状態
- Coped
- 確認済
- CarryOver
- 持ち越し
- StartDelay
- 開始遅延
- EndDelay
- 終了遅延
ジョブネットの状態をCSV形式で取得(jobschprintcsv)
“jobschprintcsv“はジョブネットの状態をCSV形式で取得します。
CSVで出力されるので加工しやすいのでおすすめです!
Excelなどでお手軽に確認したい場合にご使用ください(^^b
コマンド
1 | jobschprintcsv -n > [出力ファイル名].txt |
例
1 | jobschprint -n > jobnet_status.txt |
CSV形式で出力される項目は下記の通りです。
- Sub System
- サブシステム番号
- Project Name
- プロジェクト名
- Job Net
- ジョブネット名
- Job Net Comment
- ジョブネット名称
- Status
- ジョブネットの状態です。
- ※【ジョブネットの状態を取得(jobschprint -n)】の「<ジョブネット状態一覧>」をご確認ください
- Scheduled Time
- 起動予定時刻
- Start Time
- ジョブネット開始時刻
- End Time
- ジョブネット終了時刻
- Completion Code
- ジョブネットの終了コード
コマンド一覧(セットアップ系)
ジョブネットのエクスポート(jobschprint -r)
“jobschprint -r“は登録されているジョブネットをエクスポートします。
正確には制御情報を出力する処理ですが、後続で紹介する「jobschsetnet」コマンドでインポートできるので、定義変更や削除前のバックアップとしてこのコマンドを使用します。
コマンド
1 | jobschprint -r [プロジェクト名]/[ジョブネット名] -detail > [バックアップファイル名].txt |
例
1 | jobschprint -r APRO/JOBNET1 -detail > APRO_JOBNET1.txt |
ジョブネットのインポート(jobschsetnet)
“jobschsetnet“はテキストファイルに定義されているジョブネット定義をインポートを行います。
「jobschprint -r」でエクスポートしたデータをインポートすることができます。
「jobschprint -r」でバックアップしたファイルを「jobschsetnet」で取り込みすることでリリースの切り戻しや定義の変更を容易に行うことができます。
コマンド
1 | jobschsetnet -n[登録方法] [プロジェクト名] [インポートファイル].txt |
例(新規追加のジョブネットの場合)
1 | jobschsetnet -nent APRO JOBNET1.txt |
登録方法は下記のものが選択可能です。
- ent
- 追加
- che
- 変更
- del
- 削除
- cop
- 複写
コマンド一覧(操作系)
ジョブのコントロール(jobschctljob)
“jobschctljob“はジョブの再起動や強制終了、無効化などのコントロールを行います。
運用中にエラーなどでジョブが停止した場合のリカバリとして使用します。
また特定のジョブだけを動かしたくない(無効化したい)場合にも使用可能です。
コマンド
1 | jobschctljob [プロジェクト名]/[ジョブネット名]/[ジョブ名] [コントロール] |
例(ジョブを無効化する場合)
1 | jobschctljob APRO/JOBNET1/JOB1 disable |
ジョブのコントロールに設定できるものは下記のとおりです。
- cancel
- 強制終了
- rerun
- 再起動
- pause
- 停止
- continue
- 停止解除
- disable
- 無効化
- enable
- 無効解除
ジョブネットのコントロール(jobschcontrol)
“jobschcontrol“はジョブネットの起動や停止、無効化などをコントロールします。
「ジョブネットを手動で起動したい場合」や「動かしたくないジョブネットがある場合」などに使用します。
コマンド
1 | jobschcontrol [プロジェクト名]/[ジョブネット名] [コントロール] |
例(ジョブを無効化する場合)
1 | jobschcontrol APRO/JOBNET1 disable |
ジョブネットのコントロールに設定できるものは下記のとおりです。
- cancel
- 強制終了
- start
- 起動
- rerun
- 再起動
- pause
- 停止
- continue
- 停止解除
- disable
- 無効化
- enable
- 有効化
- cope
- 確認済状態
- reinstate
- 終了取消
- revoke
- 持越解除
締め
新人の時は正直わけわからないコマンドばかりでしたが、使用してみると便利です!
特にコマンドで無効化、無効化解除できる「jobschctljob」コマンドはかなり便利です。
テストなどで設計書に書いてあるジョブネットを全部無効化したいということが結構あり、簡単に必要なジョブネットだけを無効化できるのでかなりと重宝しています!
他にもshellに埋め込んだりなどしていますが、色々使い勝手は様々です。
是非皆さんも使ってみてください(^^/
自分のブログでは実務で実際に使用可能なレベルのナレッジを共有しています。
良ければ他の記事も見ていってください!
以上
GUIだと押し間違いなど発生しますが、CUIだと発生しずらいのでよいですよね!
それではお疲れさまでした。