FP3級|リスク管理(保険)完全ノート【赤シート暗記対応】

概要

本記事では、FP3級「リスク管理(保険)」分野の独学ノートについて解説していきます。

というのも保険分野って種類も特約も多くて、ぱっと暗記しようにもどこから手をつけていいか分かりませんよね(- -;

そこでこのページでは、参考書みたいに赤シートで重要キーワードを隠して暗記学習できるWeb版ノートを用意しました。

ここでは生命保険・損害保険・第三分野の保険・税制控除・非課税給付まで、リスク管理分野を網羅して紹介していきます!

スマホで開けばすぐ赤シート暗記が始められます。
それではやっていきましょう!

目次

サイトの使い方

学習サポート機能(赤シートモード)を搭載しています。

このモードは試験によく出る重要なキーワードを隠して暗記学習ができる機能です(^^!

参考書などにある赤シートで文字を隠すあれです!

  • 使い方
    • ・画面左下のタブ(>)からスイッチを「ON」にすると、重要キーワードが目隠し表示になります。
    • ・目隠しされたピンク色の部分をタップまたはクリックすると、その部分の答えだけを確認できます。
    • ・読書の邪魔になる場合は、同じくタブ(<)をクリックすることで画面の左端へスッキリと収納できます。
復習や暗記テストにぜひご活用ください!

1. リスクマネジメントと保険の基本ルール

まずは保険に関する基本的なルールと、いざという時に保険契約者を守る仕組みについて押さえておきましょう。
クーリング・オフの日数や保護機構の割合など、数字がよく出題されるので確実におさえましょう!

  • リスクの処理
    • リスクが発生する頻度や損害の大きさによって対応を変えます。
    • 「自動車事故」や「一家の大黒柱の死亡」のように、発生頻度は低くても損害金額が莫大になるリスクは、保険に加入して「リスクを移転」するのが適しています。
  • クーリング・オフ制度
    • 保険契約を申し込んだ後でも、原則として「クーリング・オフに関する書面を受け取った日、または申し込んだ日のいずれか遅い日」から起算して「8日以内」であれば、契約を撤回できます。
    • ただし、医師の診査を受けた後や、法人契約の場合は対象外となります。
  • 保険会社の健全性指標(ソルベンシー・マージン比率)
    • 大震災などの通常の予測を超えるリスクが発生した際に、保険会社がどれだけ支払余力があるかを示すものです。
    • 200%以上であれば健全性が高いと判断されます。(超頻出数字です!)
  • 保険契約者保護機構
    • 万が一保険会社が倒産した場合に契約者を守る仕組みです。
    • 生命保険の場合は、責任準備金の90%まで
    • 損害保険の場合は、原則として保険金の80100%
    • 自賠責保険や地震保険は100%が補償されます。
保険会社が倒産しても、ある程度は保証されるので安心して加入できますね!
ただ、全額必ず戻ってくるわけではないので少し注意したほうが良いかもです。

2. 生命保険の基礎知識(種類と特約)

人間の「生死」に関わるのが生命保険(第一分野)です。
保険料の決まり方や主な商品の形を覚えましょう。

  • 保険料の仕組み(3つの予定基礎率)
    • 保険料は、過去のデータから算出された3つの「予定基礎率」をもとに決められています。
    • 1. 予定死亡率:見込まれる死亡者数の割合。「純保険料」の算定に使われます。
    • 2. 予定利率:保険会社が運用して得られる見込みの運用利回り。「純保険料」の算定に使われます。(予定利率が高いほど、保険料は安くなります!)
    • 3. 予定事業費率:保険会社を運営するための見込みの諸経費。「付加保険料」の算定に使われます。
  • 生命保険の基本形
    • 様々な名前の保険がありますが、基本はこの3パターンです。
    • 定期保険
      • 一定の期間(例えば10年、あるいは60歳までなど)だけ保障される「掛け捨て」の保険です。同じ保険金額なら、保険料は最も安くなります。
    • 終身保険
      • 保障が「一生涯」続く保険です。貯蓄性があり解約返戻金が受け取れますが、保険料は比較的高くなります。
    • 養老保険
      • 「一定期間の死亡保障」と「将来の貯蓄」を兼ね備えた保険です。満期時に生存していた場合、死亡保険金と同額の「満期保険金」がもらえます。
  • 主な特約(オプション)
    • 特定疾病(三大疾病)保障特約
      • がん、急性心筋梗塞、脳卒中で所定の状態になった場合、生前に特定疾病保険金が受け取れます。
      • 生前にこの保険金を受け取った場合、その時点で特約だけでなく主契約(本体)も消滅する点に注意です。
    • リビング・ニーズ特約
      • 原因を問わず「余命6ヶ月以内」と診断された場合に、死亡保険金の一部または全部を生前に受け取ることができます。
      • この特約を付けるための追加の保険料は不要(無料)です。

個人的には、掛け捨ての「定期保険」で保険料を安く抑えつつ、浮いたお金を投資に回すのがコスパが良いかなと思います(^^/

3. 生命保険と税金(控除と受取時の税額)

リスク管理分野で個人的に苦手なところです。
自分たちが払う税金が安くなる制度と、保険金をもらった時にかかる税金についてです。

受け取ったときの税金の種類を問う問題は試験で頻出なので、誰が払って誰が受け取ったかは暗記しちゃいましょう!

  • 生命保険料控除(支払った時の優遇)
    • 支払った保険料に応じて所得から一定額を差し引き、所得税・住民税を安くする制度です。(年末調整でよく書くやつですね)
    • 2012年1月1日以降の契約の場合、「一般」「介護医療」「個人年金」の3つの保険料控除枠があります。
    • 所得税における控除の上限は各枠「4万円」ずつ、合計「最大12万円」です。
  • 死亡保険金の課税ルール(受け取った時の税金)
    • 「誰が保険料を払い」「誰が亡くなり」「誰がお金をもらったか」によって、税金の種類が変わります。
    • 1. 契約者(夫)・被保険者(夫)・受取人(妻)
      • 夫が自分に保険をかけ、夫が亡くなり妻が受け取った場合 → 相続税
      • ※この場合、相続税の非課税枠「500万円 × 法定相続人の数」が使えます!
    • 2. 契約者(夫)・被保険者(妻)・受取人(夫)
      • 夫が妻に保険をかけ、妻が亡くなり夫が受け取った場合 → 一時所得(所得税・住民税)
    • 3. 契約者(夫)・被保険者(妻)・受取人(子)
      • 夫が妻に保険をかけ、妻が亡くなり子が受け取った場合 → 贈与税
      • 一番税率が高い「贈与税」がかかるので注意です!

保険に入るなら、税金面で一番有利になりやすい「相続税」のパターンで契約しておくのが鉄則ですね!

4. 損害保険の基礎知識(火災・地震・自動車など)

偶然の事故による「モノ」への損害を補償するのが損害保険(第二分野)です。
生命保険が「定額払い」なのに対し、損害保険は実際の損害分だけを払う「実損払い」が原則です。

火災保険と地震保険

  • 火災保険
    • 火災だけでなく、落雷や風災、水災、盗難などもカバーするタイプがあります。
    • ただし、「地震・噴火・津波」による火災や損壊は、火災保険では一切補償されません。
  • 地震保険
    • 国と民間保険会社が共同で運営する保険です。
    • 単独では加入できず、必ず火災保険とセットで契約します。
    • 保険金額は、火災保険の金額の「30%〜50%の範囲内」で設定します。
    • (例:火災保険で2000万円保証される契約だった場合、地震保険は最大1000万円までしか保証の設定ができません)
    • 上限額が決まっており、建物は5,000万円、家財は1,000万円までです。
    • 対象となるのは「居住用建物」と「家財」のみです。(店舗のみなどは対象外)

自動車保険(自賠責と任意保険)

  • 自賠責保険(強制保険)
    • すべての自動車やバイクに加入が義務付けられています。
    • 補償されるのは「他人の身体・生命」のみで、対物賠償や、運転者自身のケガは対象外です!
    • 限度額:死亡3,000万円、後遺障害最高4,000万円、傷害120万円。
  • 任意保険
    • 自賠責で補償しきれない部分をカバーします。(対人・対物賠償、人身傷害など)。

車を持つなら任意保険への加入は絶対に必須ですね。対物賠償がないと恐ろしすぎます。

5. 傷害保険と賠償責任保険

日常のケガやトラブルに対する保険です。

  • 傷害保険
    • 急激・偶然・外来の事故によるケガを補償します。
    • 病気、靴ずれ、しもやけといった症状は対象外になりやすいので注意。
  • 個人賠償責任保険
    • 日常生活において、「他人にケガをさせた」「他人のモノを壊した」ことで損害賠償責任を負った場合に備える保険です。(自転車事故や、水漏れなど)。
    • 自動車事故や、仕事中の事故は対象外となるため注意しましょう。

自転車保険の義務化が進んでいるので、個人賠償責任保険は必ず特約などで付けておきたいところです!

6. 第三分野の保険

生命、損害のどちらにも当てはまらない、生きていく上での病気やケガに特化した保険です。

  • 第三分野の保険
    • 医療保険
      • 病気やケガで入院・手術等をした際に給付金を受け取れる保険です。
      • 通常「1入院あたりの支払限度日数(60日など)」などが設定されています。
      • 退院した日から「180日以内」に、同じ病気で再入院した場合、日数が合算されて「1回の入院」とみなされる(限度日数がリセットされない)ので試験でも超頻出です!
    • がん保険
      • がんによる入院給付金は、医療保険と違って支払日数が原則「無制限」です。
      • ただし、契約してすぐには保障が始まらず、契約から「90日間」の免責期間(不担保期間)が設定されています。
      • この期間中にがんと診断されても給付金は一切受け取れません。
    • 介護保険(民間)
      • 所定の要介護状態になった時に、一時金や年金を受け取れる保険です。
      • 給付基準は「公的介護保険の要介護度(要介護2以上など)に連動するタイプ」と「保険会社独自の基準のタイプ」があります。
      • 公的介護保険がサービスを利用できる「現物給付」であるのに対し、民間の介護保険は使い道が自由な「現金給付」である点が最大の特徴です。

もし入院が必要になったときのために、180日ルールは気を付けたほうがいいですね…
保険料が無いと結構厳しいと思うので(- -;

7. 保険の重要ルールと非課税の給付金

最後に保険全般に共通する「重要な契約ルール」と「もらった時の税金が無税になる条件」をまとめます。

  • 非課税となる給付金
    • 病気やケガによって受け取る「入院給付金」「手術給付金」「特定疾病保険金」「リビング・ニーズ特約保険金」などは、金額に関わらずすべて「非課税」になります!
  • 保険契約の重要ルール
    • 告知義務
      • 保険の申込時、現在の健康状態などを正確に知らせる義務です。
      • 違反(ウソの告知)をした場合、保険会社は「契約締結日から2年以内」であれば一方的に契約を解除できます。
    • 失効と復活
      • 保険料を払わず猶予期間を過ぎると契約が「失効」します。
      • 失効後も「3年以内」であれば、延滞分を一括払い等することで保険を復活させることができます。
      • ※ただし再度、健康状態の告知が必要
    • 契約転換制度
      • 今の保険を解約せずに、下取りに出して新しい保険に切り替える方法です。
      • 転換後の新しい保険料は、転換時(いま)の年齢で再計算される点に注意です!(保険料が高くなるかも?)

締め

リスク管理(保険)分野、いかがでしたか?

覚える数字がたくさんありますが、自分の入っている保険を見ながら勉強すると簡単に頭に入っていると思います(^^
(自分は保険にあまり入ってないので苦労しましたが…)

特に死亡保険金にかかる税金の違い(相続・一時・贈与)はめちゃくちゃ重要なので、絶対に覚えましょう!

次は「金融資産運用(投資など)」分野をやっていきます。
資産運用に興味がある人には一番面白い分野だと思うので、この調子で頑張っていきましょう!

以上。
任意の保険は入らなくてもよいですが、自分に合った保険を選べるので知識は必要です!
それでは、お疲れさまでした!

赤シート
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