国債の利息はいつもらえる?満期(償還)が来たらどうなる?
概要
今回は国債の利息の受け取り方と、満期(償還)を迎えたときにどうなるかについて紹介していきます。
国債の利息や満期時の払い戻しについて、あまり理解していませんでした(- -;
調べてみると、利息の受け取り方だけでなく、個人向け国債と、証券会社の店頭で流通している「通常の利付国債」では、途中で手放すときの仕組みがけっこう違うことが分かりました。
ちょうど2026年9月は長期金利が一時30年ぶりの水準まで上昇した局面でもあるので、あとめて紹介していこうと思います。
それではやっていきましょう!
目次
国債の利息はいつ・いくらもらえるか
年2回、口座に自動で振り込まれる
国債は個人向け国債・通常の利付国債ともに年2回の利払いがあり、証券会社や銀行の取引口座に自動的に振り込まれます。
株の配当を受け取るイメージに近いです。
基本の考え方はシンプルで、次の式で計算されます。
利息の基本計算式
1 | 半年ごとの利息 = 額面金額 × 年利率 ÷ 2 |
例えば額面100万円・年利率2%の国債なら、年間2万円、つまり半年ごとに1万円が振り込まれる計算です。
ちなみに個人向け国債は初回の利払いだけ日割り計算が入るため、2回目以降と金額が少しだけ前後することがあります。
最初の振込額だけ「あれ、思ったより少ない」と感じても慌てなくて大丈夫です。
財務省「個人向け国債の金利についてのよくある質問」
https://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/main/qa/answer_qc.htmlmof.go.jp
個人向け国債「変動10年」は半年ごとに利率が見直される
個人向け国債には「変動10年」「固定5年」「固定3年」の3タイプがあり、このうち「変動10年」は半年ごとに適用利率が見直される変動金利タイプです。
財務省の公式情報によると、適用利率は基準金利に0.66を掛けた値(下限0.05%)で計算されます。
つまり市場金利が上がっていく局面では、変動10年を持っていれば受け取る利息も半年ごとに増えていく仕組みです。
財務省 個人向け国債窓口トップページ
https://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/index.htmlmof.go.jp
満期(償還)が来たらどうなるか
満期まで持てば額面金額がそのまま戻ってくる
満期日を迎えると、額面金額がそのまま払い戻されます。
これを「償還」と呼びます。
財務省の説明でも「満期償還時には額面がそのまま払い戻される」と明記されていて、途中で市場価格がいくら上下していても、満期まで持ち続ければ額面100円に対して100円が戻ってくる仕組みです。
株のように「最後にいくらで売れるか分からない」というリスクがないのは、国債ならではの安心材料ですよね。
最後の利払いと同時に元本が口座に振り込まれ、保有はそこで自動的に終了します。
財務省「個人向け国債の金利についてのよくある質問」
https://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/main/qa/answer_qc.htmlmof.go.jp
個人向け国債の中途換金は市場価格と関係ない特別な計算
個人向け国債を満期前に中途換金する場合、証券取引のような「そのときの市場価格」ではなく、「額面金額 + 経過利子相当額 − 直前2回分の利子(税引前)相当額 × 0.79685」という決まった調整式で計算されます。
発行後1年を経過すれば額面1万円単位で換金でき、市場価格の下落による元本割れの心配は基本的にありません。
財務省「個人向け国債の中途換金についてのよくある質問」
https://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/main/qa/answer_qd.htmlmof.go.jp
これに対して、次の章で説明する証券会社の店頭で流通している「通常の利付国債」は、途中売却するとそのときの市場価格になり、価格が下がっていれば元本割れもあり得ます。
同じ「国債」でも、この違いは意外と見落としがちなので注意してください。
改めて整理すると、こんな違いになります。
| 項目 | 個人向け国債 | 通常の利付国債(店頭流通) |
|---|---|---|
| 途中で手放すときの価格 | 決まった調整式で計算(市場価格とは無関係) | そのときの市場価格 |
| 元本割れリスク(満期前) | 基本的になし | あり(価格が下落していれば) |
| 満期(償還)時 | 額面がそのまま戻る | 額面がそのまま戻る |
安く買えれば利息+差益も狙える?2026年9月の金利上昇局面で考える
通常の利付国債は市場で価格が変動する
証券会社が流通市場で取り扱っている利付国債は、株や投資信託と同じように日々市場価格が変動します。
金利が上がった局面では、既発の低利率の国債が売られて価格が下落します。
ここで安く買えると、国債は「利息(インカムゲイン)」に加えて「価格差による利益(キャピタルゲイン)」も狙えることになります。
- 利息収入
- 保有中は額面に対する表面利率どおりの利息を年2回受け取れる
- 償還差益
- 満期まで持てば額面100円がそのまま戻ってくるため、95円で買えば差額5円がまるまる利益になる
例えば額面100円・表面利率2%の国債を市場価格95円で購入した場合、保有中は年2円(2%)の利息を受け取りつつ、満期時には100円で償還されるので買値との差額5円も利益になります。
表面利率2%よりも、実際のトータル利回り(最終利回り)のほうが高くなる計算です。
2026年9月は長期金利が一時30年ぶりの水準まで上昇
自分がこのタイミングで国債の仕組みを調べ直したのは、2026年9月に入って新発10年国債の利回りが一時3.0%まで上昇し、1996年9月以来、約30年ぶりの高水準になったというニュースを見たのがきっかけでした。
この記事を書いている2026年9月9日時点では、利回りは2.9%前後まで落ち着いていますが、それでも歴史的に見ればかなり高い水準です。
「日本の長期金利が3%に上昇|約30年ぶり高水準が家計と投資に何を意味するか」ICHIZEN CAPITAL
https://ichizenholdings.co.jp/media/news/jgb-yield-3-percent-2026/ichizenholdings.co.jp
Trading Economics「日本10年国債利回り」
https://jp.tradingeconomics.com/japan/government-bond-yieldjp.tradingeconomics.com
こうした金利が上がった局面(2026年9月の3%接近のような場面)では、既発の低利率国債が売られて価格が下落しやすくなります。
ここで安く買えれば、前述の「利息収入」と「償還差益」の2つのリターン源が生まれるわけです。
ただし注意点もあります。
- 満期まで保有しないと元本保証は無くなる。途中売却は市場価格次第で損することもある
- 高く買ってしまった場合(価格が額面より高い)は、償還時に差損が出ることもある
- 金利がまだ上昇途中の局面で買うと、その後さらに金利が上がって価格がもっと下がる、つまり「もっと安く買えたのに」というタイミングリスクもある
実際どのタイミングで買うのがベストかは自分にもまだ分からないですが、少なくとも「安ければ何でもお得」ではなく、満期まで持ち切れるかどうかとセットで考える必要がありそうです。
締め
いかがでしたか?
長期金利が上がり続けてる今現在は投資判断にかなり迷いますよね。
是非株投資だけではなく、より安定性が高い国債も視野に入れてみてください!
以上となります。
億単位の資産がある人は国債の利息だけでも生活できそうで羨ましい〜自分もがんばろ(^^
それではお疲れ様でした!





